スカイラインの聖地「プリンス&スカイラインミュウジアム」が開館20年目を祝う!

関係者・ファン・オーナーがひとつになって記念イヤーを迎えた

 1997年4月にスカイライン、そしてそのルーツとなるプリンス車だけを集めて長野県岡谷市にオープンした自動車博物館が「プリンス&スカイラインミュウジアム」。唯一無二の博物館が今年で開館20年を迎える。毎年恒例のオープニングイベントで、多くのスカイラインオーナー、ファンと共に記念イヤーを祝った!WEB CARTOP

 プリンス&スカイラインミュウジアムが他の自動車博物館と異なるのは、自動車メーカーではなくスカイラインファンがスカイライン開発者に働きかけて、行政を動かして誕生した点だ。このミュージアムは、オーナー、ファンのためのスカイラインの聖地として人気を博してきた。

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 運営こそ、岡谷市の「おかや鳥居平やまびこ公園」だが、展示車両のほとんどが個人所有者であり、イベントも協力5団体(オーナーズクラブ)が主体となり、ゲストであるスカイライン開発関係者もほぼ手弁当で参加。その原動力となっているのは「スカイライン愛」であることは間違いない!

 入口から中に進むといきなりスカイライン一色。ショーケース内には1000台を軽く超える圧巻の数のミニカーが来場者をお出迎え、まわりを見るとイラストや過去に来館したゲストのサインなどが所狭しと並ぶ。売店ではミュウジアムのオリジナルグッズやスカイライン関連グッズを購入することが可能だ。WEB CARTOPここでチケットを購入し、地下へと続く階段を下りると、そこは数多くのプリンス車とスカイラインで埋め尽くされ、その歴史を感じる空間が広がっている。

 スカイラインといえば、自動車好きならば知らない人がいないくらいの名車。どの年代のスカイラインに思い入れがあるかは人によって異なるだろうが、この場に立てば誰もがその時代にプレイバック。思い出が甦るはずだ。WEB CARTOP

 ミュウジアムで行われる定期イベントは今回訪れた春の「スプリングフェスティバル」、そして秋の「スカイラインファスティバル」。スカイライン関係者がゲストで登場することもあり、1年間で最も盛り上がる日! とくに今年は開館20年のセレモニーが行われることもあり、いつもにも増して多くのオーナー、ファンがオープン前からミュウジアム入口に列をなした。WEB CARTOP

 20年前の開館当時を再現した関係各位による記念のテープカットセレモニーではオーナー、ファンから歓声と拍手が上がり、今年のスタートを祝い、そしてミュウジアムが未来永劫続くことを願った。

 イベントで人気なのは午前と午後に行われるスカイライン関係者のトークショー。今年は午前がミュウジアムの20年の歴史、午後はスカイラインの父であり、ミュウジアムの初代名誉館長である故・櫻井眞一郎氏の没後5年を偲ぶメモリアルトークが行われ、関係各位による濃度の高いトークに訪れたファンは熱心に耳を傾けていた。WEB CARTOPWEB CARTOP

 また、スカイライン関係者との距離が近いこともこの博物館が愛される理由。作り手と乗り手が気軽に語り合い、サインや写真に応じてくれる場所はここ以外にないだろう。また、集まったオーナー、ファンは皆スカイライン好き。ユーザー同士の輪も広がり、絆が深まっていく。今回も多くの繋がりが生まれたことだろう!WEB CARTOP

 さらに、イベント当日は全国から数百台のスカイラインが集うため、ミュウジアムだけでなく、駐車場も博物館さながら。歴代車のみならず、さまざまな仕様のクルマが見られるのもオーナーにとってはうれしい。隣のクルマのモディファイ、アイディアを見て今後の愛車のカスタマイズの参考に、なんて楽しみ方もありだ。

 ミュウジアムのあるおかや鳥居平やまびこ公園には全長659m、落差18mという巨大なサマーボブスレーやジャンボ滑り台、サイクリングなども楽しむことも可能。家族が1日退屈することなく遊べるので、お父さんはじっくりミュウジアム見学もできるのも魅力だ。スカイラインの歴史と魂をたっぷり堪能できる「プリンス&スカイラインミュウジアム」。週末に家族を誘って出掛けてみてはいかがだろうか?
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 【詳しくはこちら】

プリンス&スカイラインミュウジアム公式ホームページ


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