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ホンダ・クラリティFUEL CELLが普通に買えないのはなぜか?

ホンダ・クラリティFUEL CELLはリース販売のみ!

 読者諸兄のなかにはご存知の方もいると思うが、WEBCARTOP編集部では、雑誌CARトップ編集部と共同で、水素燃料電池車のトヨタ・ミライを所有している。これはディーラーで普通に購入したクルマで、煮ようが焼こうが好きにしていいクルマだ。例えばモータージャーナリストの国沢光宏さんは、同じく購入したトヨタ・ミライをラリー仕様に改造し、実際競技に使用している。


ところが世界で唯一のミライのライバル車である水素燃料電池車、ホンダ・クラリティFUEL CELLは2016年3月10日に発売されたが買えない。なぜか?


現時点でホンダ・クラリティFUEL CELLはリース販売専用車種であり、官公庁や企業向けにリースされ、いわゆる「売り切り」として一般の人の手に渡ることはないのだ。トヨタ・ミライが「売り切り」形態を取っている以上、普通に考えれば、遅れて発売したライバル車なのだから同じ方法を採用しそうだが、しなかった。なぜか?
ホンダによれば、一般の人が購入すれば様々な使い方をするが、現時点では特にインフラが要因となって、使い方に制限が出てしまう。ホンダとしてはインフラの充実を含めて、水素燃料電池車が普及できるような活動をしつつ、一般販売の時期を伺うのだということを理由として挙げた。

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