予選日と決勝日に最小のMシリーズが富士を走行
BMWが誇る最強の高性能グレードMシリーズ。その最小モデルであるBMW M2 クーペが、ゴールデンウィークに開催されるスーパーGT第2戦のイベント内でデモンストレーション走行を行う! これはM2クーペの日本初公開である。
走行を行うのは5月3日(火・祝)に行われるスーパーGTの予選前(14:15ごろを予定)と5月4日(水・祝)の決勝レース前(12:40ごろを予定)の2回。
Mモデルは、BMWの高性能車を手がけるBMW M社が開発してリリースするもっともスポーティなグレード。現在BMW M3、BMW M4、BMW M5、BMW M6がラインアップされていて、新たにBMW M2が加わることになる。
BMWの車名は、基本的に数字が大きくなるほど車格が大きくなる。また、奇数番手がセダン、偶数番手がそのクーペモデルという位置づけだ。従って3シリーズと4シリーズが同列の車格のセダンとクーペ、5シリーズと6シリーズはその上のクラスのセダンとクーペといった具合。うまりBMW M2は最小のMシリーズとなるのだ。
車格的にはもっともコンパクトなボディでも、中身は強烈。BMW伝統の直列6気筒エンジンは3リッターターボで370馬力を発生、トルクは465N・mで、オーバーブースト時には500N・mまで引き上げられる。
トランスミッションは7速ダブル・クラッチ・トランスミッション。クラッチペダルがなく自動でクラッチ操作を行ってくれるオートマティックトランスミッションだが、ギヤチェンジのスピードは人間の手動では不可能なほど速い。もちろん自動変速も可能だが、パドルにより好きなギヤを選択することも可能だ。
当然のことながらBMWこだわりのフロントエンジン、リヤ駆動のFRレイアウトを採用。前後重量配分は理想的な50%:50%に設定され、圧倒的に切れ味鋭いコーナリングを見せてくれるはずだ。
ブレーキも強靱で、フロント対向4ピストン、リヤ対向2ピストンのキャリパーに、フロント380mm、リヤ370mmの鋳鉄製ドリルド・ブレーキ・ディスクを組み合わせる。
ほかのMモデル同様、街乗りを快適に行えつつ、「つるし」のままサーキットに持ち込んでもガンガンの走れる性能を持つ。
予約受付は1月から開始しているBMW M2。スーパーGT観戦に行くなら、日本初公開となるBMW M2の激走を見逃さないようにしてほしい。
■BMW M2 クーペ
エンジン:3リッター直6DOHCターボ
最高出力:272kW[370ps]/6500rpm
最大トルク:465N・m[47.4kg-m]/1400〜5560rpm(オーバーブースト時500N・m[51.0kg-m])
トランスミッション:7速 M DCT
価格:770万円(税込)
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