メルセデス・ベンツがSUVを一挙に3車種投入！　［GLEクーペ／GLS／GLE43］

上野社長が「SUVイヤー」と語るほど力を入れるSUV攻勢

　メルセデス・ベンツ日本が、クーペとSUVのクロスオーバーモデル「GLEクーペ」、同社の最上SUVとなる「GLS」、そしてAMGの新シリーズの「メルセデスAMG GLE43 4マチック」を発表し、発売を開始した。

第1四半期で輸入車ナンバーワンとなる約1万8000台を販売した同社だが、SUVモデルはそのなかで24％を占めるという。上野金太郎社長が「SUVイヤー」と語るほど力を入れており、先日発表されたGLC、G550 4×4に続き、第3弾のSUV投入となる。上野社長は「今回発表した3モデルが追加されることで、ますますSUV比率が高まることを期待している」と話し、このまま輸入車ナンバーワンの座を維持すべく攻勢ををかける構えだ。

GLEクーペは車名のとおり、クーペスタイルや走行性能を備え、SUVらしい存在感と実用性などを持ち合わせたモデル。3リッターV型6気筒ディーゼルのGLE350d、3リッターV型6気筒ターボのGLE43、5.5リッターV型8気筒ターボのGLE63Sというラインアップで、全モデルが4WD（4マチック）となる。

GLSはSUVのSクラスといえるモデルとなり、これまでGLと呼ばれていたが、同社のSUVブランドネームに統一された。最上SUVらしいビッグボディは7シーターとなり、Sクラスと同等の安全装備や快適装備を備える。3リッターV型6気筒ディーゼル搭載のGLS350d、4.7リッターV型8気筒ターボのGLS550、5.5リッターV型8気筒ターボのGLS63というバリエーションだ。

発表会では大柄なアメフト部の大学生7人がGLSに乗り込むという演出があり、「身体が大きい私たちでもゆったり乗れました。3列目シートのワンタッチで乗り降りできて便利です」とその感想を語っていた。また、3列目を畳めばゴルフバック4個が楽々載るなど、実用性の高さもウリだ。

メルセデスAMG GLE43は、「メルセデスAMG43シリーズ」として初投入されるモデルで、新開発の3リッターV型6気筒ターボエンジンを搭載。トランスミッションはAMGとして初の9速ATを採用しているのにも注目だ。

ハイパフォーマンスのAMGモデルながら、SUVとしての機能性をもつことから、発表会では「リバーシブルベア」（ベアとGクラスのリバーシブルとなるぬいぐるみ／ベアの座高約35cm）43個を積載したクルマを展示するという演出も。ちなみに、このリバーシブルベアは大人気のアイテムだとのことで、気になる人はぜひチェックしてほしい（価格は9990円）。

　 

■GLEクーペ 価格
GLE 350d 4MATIC クーペ：890万円
GLE 350d 4MATIC クーペ Sports：980万円
メルセデスAMG GLE 43 4MATICクーペ：1200万円
メルセデスAMG GLE 63S 4MATICクーペ：1780万円

■GLS 価格
GLS 350d 4MATIC：1070万円
GLS 350d 4MATIC Sports：1190万円
GLS 550d 4MATIC：1500万円
メルセデスAMG GLS 63 4MATIC：1900万円

■メルセデスAMG GLE 43 4マチック価格
メルセデスAMG GLE 43 4マチック：1150万円

※価格はすべて税込