86やミライ、 i3にリーフと参戦車種もバラエティに富む
2010年に発足、今年で7シーズン目を迎える2016 JEVRA(全日本電気自動車グランプリ)シリーズ(全6戦)が4月24日開幕した。今シーズンの開幕戦は筑波サーキット・コース2000がその舞台。昨シーズンから燃料電池車であるトヨタ・ミライも参戦していて、この開幕戦でも2台のトヨタ・ミライを含む全12台がエントリーした。
各車両はモーター出力によってクラス分けされており、モーター出力161kW以上のEV-1クラス、モーター出力111kW以上161kW未満のEV-2クラス(BMW i3が該当)、モーター出力61kW以上111kW未満のEV-3クラス(日産リーフが該当)、モーター出力61kW未満のEV-4クラス(三菱i-MiEVが該当)となる。
さらに、燃料電池車の(トヨタ・ミライが該当)EV-Fクラス、そして市販ガソリン車をベースに電気自動車に改造したコンバート車両が出走できるEV-Cクラスが用意されている。
このシリーズではレース距離が50?60kmで設定されており、今回は、筑波サーキットのコース2000(全長2.07?)を25周で争うレースとなる。午前11時20分から10分間の予選セッションがあり、その後たっぷり4時間半もの充電時間が用意され、午後4時15分に決勝レースというワンデーイベントだ。
このシリーズを支えてきたトヨタ86の金沢選手、トヨタ・ミライの金井選手という2人のドライバーのガチバトルがついに見られるか? が開幕戦の注目ポイント。ほかにも最強の金井選手が参戦クラスを変更したことで、新たなバトルが展開しそうな日産リーフのEV-3クラスの闘いなどが見どころといえる。