安全装備などでクルマが重くなっている今、自動車重量税もアップ!
そして維持という点では、毎年来るのが自動車税で、これは4月1日現在の所有者のところに納付書が送られてくるもの。さらに車検にも税金はかかる。車検で負担するのは自動車重量税で、24カ月(つまり2回目以降の2年車検)で1から1.5トンだと3万7800円。さらに1.5から2トンだと5万400円にもなり、車重が増加傾向にある昨今、負担は増すばかりだ。前述の購入時には車検はもちろん通すので自動車重量税や、自動車税(月割りで支払い)などは当然かかるし、消費税はさまざまな部分にかかってくるので、買ってからずっと税金を支払いっぱなしといっても過言ではない。
じつはクルマ関係の税金は、贅沢品だった頃の名残りだったり、高度経済成長時の道路建設ために、かの田中角栄氏が考え出したものなど、現在では課税目的に疑問があるものも多い。財政状況を考えると、廃止や安くするなどはあり得ないのだろうが、重い税負担はクルマ離れの一因でもあるし、ひいてはメーカーの業績にも関係するだけに、間接的な税徴収にも関わる。
今や道路をいけいけドンドンで作る時代もなく、道路の恩恵はドライバーだけでもない。用途を問わなくなる傾向にあるが、ヘタをすればたばこのようにうま味のある吸い上げどころにもなりかねない。いずれにせよ、一度整理する時代にきているのではないだろうか。