【注意】納付書が届いてビックリ! 自動車税額が突然上がった! (3/3ページ)

海外にはクラシックカーを守る法律もある

 理由は、国と地方自治体にお金がないのと、エコカー減税をバンバンやっていれば、どこかにしわ寄せがくるわけで、それが旧車なのだろう。こうなると、文化でもなんでもなくて、日陰モノというか所有は悪である。クルマは作らないで同じモノに乗り続けるのが一番エコという説もあるのに……。

 一方、海外を見ると、非常にうらやましい状況だ。まさに文化。何度もワタクシごとで恐縮だけど、チンクの故郷イタリアにはなんと「チンクエチェント(フィアット500)保護法」がある。内容は

・税金の免除
・車検の延長(イタリアにも車検はある)
・進入禁止区域への許可など。

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 まるでエコカー減税みたいな内容だ。そのほかアメリカやイギリス、ドイツなどには旧車専用のナンバーがあって、税金は免除されたり、スイスでは複数所有している場合は、共通のナンバーが支給されて、それを乗るクルマに付けたりできる。税金はナンバーにかかるので、複数所有の負担は軽くなるのだ。ちなみにドイツでは審査があるのだが、オリジナリティを保っていることもチェックされるみたいで、「役所もわかっているのう」状態である。

 そもそも旧車なんぞは毎日使ったり、長距離を走るわけでもないので、環境負担も低い。なんなら、旧車は距離に応じた税金に切り替えてもいいのではないだろうか。まあ、結局は社会的な財源がないので、旧車を免除してくれるのは期待できないが。それでも若かりし頃の石原慎太郎氏はクルマ好きで、国会への初登庁はコスモ・スポーツだったり、MGのTGを乗り回したりと、相当のクルマ好きのハズ。

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 麻生太郎氏もしかりで、アウディA8が愛車で、BMW2002(マルニ)も所有していたという。ほかにも政界にはクルマ好きもいることから、ぜひクルマ好きならではの”通な税制”を日本も導入してほしいものだ。

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近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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