FFもAWDもパワーを上げて燃費も向上
アウディのアッパーミドルクラスシリーズ、A4。セダンに続きワゴンボディのA4アバントがフルモデルチェンジを行った。
主要なポイントは以下のとおり
・FF2グレード、AWD2グレードの4グレード展開
・エンジンは全車2リッターターボでFFが190馬力、AWDが252馬力
・燃費はFFが18.4km/L、AWDが15.5km/Lと先代よりもアップ
・ボディが大きくなり、室内も荷室も広くなった
・ボディが大きくなっても軽量化した
・65km/hでほぼ自動運転のような運転アシスト機能が全車に標準装備された
A4アバントの歴史は長い。前身のAudi 80 Avantが1992年に登場しているので、20年を軽く超えることになる。それだけファンに受け入れられているということで、累計生産台数は220万台を超える。
プラットフォームはA4セダンと同じ、モジュラープラットフォームのMLB evoをベースにしつつもゼロから再設計。全グレード2Lターボエンジンを搭載する。トランスミッションは、アウディがSトロニックと呼ぶツインクラッチの7速。FFモデルとAWD(4輪駆動)モデルをラインアップする。A4セダンで定評のある電子デバイスはもちろん採用。全グレード標準で、アダプティブクルーズコントロール+アクティブレーンアシストの「トラフィックジャムアシスト」が搭載される。これは高速道路の65km/h以下の渋滞時には、アクセル、ブレーキに加えてステアリングを操作しなくても、ほぼ自動でクルマが操作してくれる(安全のため、自動運転ではなくあくまでアシストと考えること)。ボディサイズは全数値が大きくなったため、居住性は向上。またラゲッジルームも5人乗りの状態で505リットル(先代比+15リットル)、リヤシートを倒した最大状態で1510リットル(先代比+80リットル)と拡大した。
グレードは全部で4種類。FFが2機種、AWDが2機種で、FFには190馬力/320N・mのエンジン、AWDには252馬力/370N・mのエンジンが搭載される。AWDモデルのエンジン出力自体も先代モデル比で41馬力の向上を果たした。
特筆すべきは軽量化だ。ボディが大きくなったにもかかわらず、最大120kgの重量減に成功している。
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