1966?Datsun Bluebird 1300 SS Type P411 the 14th East African Safari Rally Class-winner
410の活躍で『栄光への5000キロ』が公開されサファリラリーの認知度も高まった
国内自動車メーカーの先陣を切る格好で、1963年からサファリラリーへの挑戦を始めていた日産は、66年にクラス優勝の栄誉を手に入れることになる。当時の主戦マシンはブルーバードで、シリーズ2代目となる410系。この世代から登場していたスポーツモデル、1300SSが投入されている。この63年のサファリラリーへの参戦記が、『栄光への5000キロ?東アフリカ・サファリラリー優勝記録』の名で書籍化され大ヒット。『栄光への5000キロ』のタイトルで映画化され、サファリラリーも一気に知名度が高まった。残念ながら撮影車に使われたのは410型の1300SSではなく、後継の510型1600SSSだった。写真のブルーバード1300SSは、1966年の第14回東アフリカ・サファリラリーで1300ccクラスを制した個体で、座間の日産ヘリテージコレクションにて撮影。
1970 Datsun Bluebird 1600 SSS Type P510 the 18th East African Safari Rally Overall-winner
サファリで総合優勝を飾った名車510
サファリラリーに精力的に参戦し続けた日産は、1966年に410型のブルーバード1300SSでクラス優勝を飾った後、69年には後継モデル、510型のブルーバード1600SSSを投入し再びクラス優勝を飾っている。そして翌70年には見事、総合優勝を飾ることになった。ちなみにSSSとはスーパー・スポーツ・セダンの略で、先に紹介した1300のSSはスポーツ・セダンの略。当時は(今でも?)高性能=スポーツのイメージがあり、SSやSSSグレードは人気が高かった。また『栄光への5000キロ』では主演の石原裕次郎とともに510ブルーバードも主役を演じることになり、ブルーバードの人気も急上昇。写真のブルーバード1600SSSは、1970年に東アフリカ・サファリラリーで総合優勝を飾った個体そのもので、こちらも座間にある日産ヘリテージコレクションにて撮影。1971 Datsun Fairlady 240Z Type HS30 the 19th East African Safari Rally Overall-winner