排気量制限を宣言したボルボ
ボルボ社は「今後2リッター以上の排気量を持つガソリンエンジンは作らないない」と宣言しており、過給器や電動モーターでパワーアシストすることで環境性能と動力性能の両立を図っていくのだ。
電動モーターは9.2kwhのリチウムイオンバッテリーによって駆動する。その搭載位置はプロペラシャフトが廃されたことで空間となった車体センタートンネル内に配置され、全方位からの衝突に対し強固なマウントを実現している。
走行を始めるとEVとして静かな走り出しを見せる。PHVバッテリーは急速充電には非対応だが200ボルトの3層交流電源により、3時間弱でフル充電が可能。満充電状態ならスペック上35.4kmのEV走行が可能とされるが、実際的には15km前後の実用航続距離だ。スロットルペダルを半開以上に踏み込めばエンジンが始動し、ハイブリッドモードに以降する。
走行モードはpure(ピュア)、ハイブリッド、セーブ、AWD、パワー、オフロードの6モードから選択できデフォルトはハイブリッドとなる。