オープンカーでふたりの息子と共にサーキットを1周
昨年限りでGT500のドライバーを引退する決意をしたミスターGTこと脇阪寿一選手の功績を称え、岡山国際サーキットで開催されたスーパーGT開幕戦の決勝前に、ファンとそしてレース関係者の前で、GT500引退セレモニーが実施された。
18年間、スーパーGTをけん引してきた脇阪寿一選手。3度のチャンピオンに輝いたGTでの最後の走りを披露する為に、関係者によって用意された初のタイトルを獲得した2002年のエッソウルトラフロースープラに乗り込みコースを1周。
拍手喝采の中、現役ドライバーたちに迎えられてスタンド前で登壇し、GTA坂東代表よりメッセージを受けると目に涙が滲んだ脇阪寿一選手。昨年までのチームメイト、関口雄飛選手、そして日産、ホンダを代表して安田裕信選手、 山本尚貴選手からの花束贈呈。さらにふたりの愛息からの花束を受け取り、最後の晴れ舞台をミスターGTらしく振る舞った。
「2016年のシーズンが始まるというこのようなタイミングで、こんな素晴らしいセレモニーを用意してくれて本当にありがとうございました」と口火を切り、これまで一緒に戦ったドライバーたちや関係者への謝辞を述べた脇阪寿一選手。
(写真:増田貴広)