<日産・スカイラインGT-R>
ハコスカ、ケンメリの第1世代のGT-Rに対して、R32型から続くRB26DETTエンジンを搭載するGT-Rは第2世代と呼ばれるが、その第2世代GT-Rの最後となったのがR34型スカイラインGT-Rだ。
R34型スカイラインのデビューから8か月後の1999年1月に登場したGT-Rは、無理やり規制値内の280馬力に抑えられたパワーはそのままにトルクを大台の40kg-mに乗せて登場。標準グレードと、より走りに振ったVスペック、そしてレースベースのN1というグレード展開は従来通りだった。2001年には上質感をアップさせたMスペックが追加され、モデル最終年の’02年には1000台限定でGT-Rのテストコースとしても知られるドイツのニュルブルクリンクの名を関したNür(ニュル)が登場している。第3世代のR35GT-Rが登場した今でも高い人気を維持しているモデルである。
GT500にはデビュー初年度の1999年から参戦。エリック・コマスのペンズオイル ニスモGT-Rが堂々のチャンピオンに輝いた。2003年にも本山哲とミハエル・クルムが駆るザナヴィ ニスモGT-Rがチャンピオンに、NISMOもチームチャンピオンとなっている。
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