人や物の移動だけでなく電源供給としての活躍を期待
4月5日、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県及びいわき市の復興を支援するため、日産自動車は電気自動車のe-NV200を2台寄贈した。
1台は「アクアマリンふくしま(福島県)」、もう1台は「いわき・ら・ら・ミュウ(いわき市)」に贈られている。
アクアマリンふくしまでは、異動水族館への電力供給など走る蓄電池として活用する予定。いわき・ら・ら・ミュウでは、物品の搬送やイベント時の電源供給を考えている。
日産自動車はいわき市にエンジン組み立て等を行う、いわき工場を構えて、東日本大震災では大きな被害を受けた。この日、日産自動車のカルロス・ゴーンCEOはいわき工場も訪れ、「5年前、いわき工場は甚大な被害を受けました。しかし福島県、いわき市の皆さんの協力のもと、従業員が一丸となって復活を果たし、震災からわずか2カ月で生産を再開することが出来ました。いわき工場は1994年の操業開始から22年でエンジンの累計生産が700万基を達成しました。また今年2月には「インフィニティQ60」に搭載する新型「VR30」エンジンの生産も開始しています。いわき工場は、今後も継続的に事業発展を推進して参ります」とのコメントしている。
日産自動車は今後も継続的に復興を支援していくとのことだ。