「MAZDA」のコーポレートマークの変更は1975年以来40年ぶり
ロードスターがワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、乗りに乗っているマツダ。そんなマツダのブランドマークが変更されていたのをご存じだろうか? この原稿を執筆している時点でマツダからの公式なアナウンスは出ていないが、2015年12月に発行されたカタログではすでに新ブランドマークになっていることから、昨年末のタイミングで変更されたものと思われる。
今までブルーで表記されていた「MAZDA」のコーポレートマークをより上質なイメージを狙いシルバーに変更し、ブルーの縁取りを加えている。また、頭文字の「M」をかたどったブランドシンボルマーク、通称「フライングM」もより質感をアップさせるため、光沢を抑えて色調を統一している。
なお「MAZDA」のコーポレートマークの変更は1975年以来40年ぶり、ブランドシンボルマークについては1997年以来18年ぶりとなる。
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ちなみに、社名の「マツダ」は、西アジアでの人類文明発祥とともに誕生した神、アフラ・マズダー(Ahura Mazda)に由来しており、この叡智・理性・調和の神を、東西文明の源泉的シンボルかつ自動車文明の始原的シンボルとして捉え、また世界平和を希求し自動車産業の光明となることを願って名付けられている。そして、創業者・松田重次郎の姓にもちなんでいるのはご存知の通り。
先日のニューヨーク国際自動車ショーで登場し、話題をさらったロードスターRFを筆頭に、飛ぶ鳥を落とす勢いのマツダの次の一手に注目したい。
(文:小鮒康一)