クルマで出かけるのがより楽しくなる環境を目指して!
スマートパーキング・ラボが2016年1月、東京、愛知、大阪で男女656名の運転手に駐車場での困りごとのアンケートをとってみたところ「目的地とは別の駐車場に駐車した」という解答が多かった。
都市部でクルマを運転しているときに困るのは、空いている駐車場見つからないとき。目的の場所まで到着したら、駐車場が満車。たしかに、そのような場面に出会うことがある。
アンケート結果から言うと、男性は「目的地とは別の駐車場に駐車した」が圧倒的に多かったが(複数回答で63.3ポイント)、女性は、トップの「目的地とは別の駐車場に駐車した」(55.7ポイント)とほぼ同数が「目的地の駐車場が空くのを待った」(52.7ポイント)と答えている。一方、男性は「目的地の駐車場が空くのを待った」は、40.7ポイントと、空きを待つのは2/3と少ないのがわかる。
さらに興味深いのは、駐車場が空いていなかったとき、「目的地に行くのをあきらめた」と答えた女性(14.1ポイント)が、男性(7.9ポイント)の約2倍もいたこと!
女性は、目的地の駐車場が空くのを待つ忍耐力が男性よりも強いのに、「駐車場が空いていないなら、目的地変更」という柔軟性(?)もあるのがわかる。
一方、目的優先、手段は臨機応変に、というのが男性の傾向といえるだろう。また、コインパーキングについてのアンケートでも、男性より女性の不満が目立つ。内訳を見ていくと、「料金が高い」、「空いているかどうか行かないとわからない」が、男女ともに不満点の1位2位だが、ポイントで見ると、前者は男性49.1、女性56.2、後者は男性40.7、女性50.3と、いずれも女性の評価の方が厳しい結果が出ている。
その他、「お金の支払いが煩わしい」と「空いていないことが多い」、「使い方がわかりにくい」などの項目でも、女性の不満度が勝っている。でも本音を言えば、男女を問わず、出先で駐車場のことについて悩むのは御免なはず。
商業施設やイベント会場等では、来場者の規模に応じた、利用しやすい駐車場を確保し、クルマで出かけるのがより楽しくなる環境を目指してもらいたいところだ。