スバル・グローバル・プラットフォーム第一弾だけに気合いが入る!
既に速報としてお届けしている新型インプレッサ4ドアセダン/5ドアハッチバック。ワールドプレミアされたニューヨークモーターショーの会場から、続報をお届けしたい。
新プラットフォーム「SGP(スバルグローバルプラットフォーム)」第一弾として登場した新型インプレッサ。近年、各社が投入しているプラットフォームの傾向を見ると、生産効率アップという目的も考えられるが、SGPの場合はあくまでも、安全性や危険回避といったクルマの性能を高めるための手段として用いられたもの。

直進安定性やコーナリング性能といった走行性能に関しても、従来より多少よくなったというレベルではなく、誰もが明らかにわかるほど、飛躍的に性能が向上しているという。その性能は、従来のプラットフォームを用いるレガシィやレヴォーグなどを凌ぐものであり、新型インプレッサが発売され、他モデルが大幅改良を実施するまでの間、車格と性能の逆転状態が続くようだ。
デザインについては、スバルの新しいデザインコンセプト「ダイナミック&ソリッド」を国産モデルとして初めて全面採用。従来比で37mmワイドになった全幅を生かして躍動感あるサイドシルエットを生み出し、さらにヘッドライト、リアコンビランプともに薄くて横に長いデザインとすることで、これまでにない、ワイド&ローなスタンスを生み出している。
実車を正面から見ると、とくにワイドさが際立って感じられる。また今回展示されたセダンのリアにはグレード名と思しき「SPORT」の文字が。フロントマスクはセダンと5ドアで異なるが、とくにセダンはスポーティな印象を狙って デザインされているという。
さらに今回のハイライトとなるのがインテリア。インパネからドアまで広がる連続したデザイン、インパネに配されたステッチ、幅広のセンターコンソール、ステッチを増やして上質感を高めたシートなど、従来とは比較にならないくらい、質感の高いインテリアを実現しているのだ。
また全幅が広くなったボディがインテリアにも生かされており、フロントシートに座ると、およそインプレッサとは思えないほどのワイドで広々とした雰囲気に驚かされる。長年、インテリアが弱いと言われてきたスバルだが、今回のインプレッサをはじめ、今後発売されるモデルに関しては、かなり期待してよさそうだ。
日本でも年内に発売されると予想される新型インプレッサ。かつての主力モデル「レオーネ」が「レガシィ」に変わった時と同じくらいの、飛躍的な性能向上を遂げているという同モデルの走りが非常に楽しみである。
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