スバル中期経営ビジョン「際立とう2020」の次世代モデル第1段
スバルはアメリカで開催中のニューヨーク国際自動車ショーにて、新型「インプレッサ」を発表した。5世代目となる新型インプレッサは、中期経営ビジョン「際立とう2020」でスバルの次世代モデルの第1段として位置付けられている重要なモデルだ。
新型インプレッサは、先日スバルが発表した新プラットフォーム「スバルグローバルプラットフォーム」を採用。ボディ形状は5ドアと4ドアセダンのラインナップ。ボディ、シャシーの大幅な剛性アップを果たしているとのこと。ハンドリングや乗り心地だけでなく、衝突安全性も大幅に進化しているそうだ。
ほかにも安全性能面ではスバル独自のアイサイトはもちろんアイサイトのステレオカメラを使用したハイビームアシストなどの最新の機能も盛り込まれている。
デザインはスバルが提唱するDANAMIC×SOLIDを全面採用。内外装ともに質感を大幅向上しているとのこと。
ボディサイズ(全長×全幅×全高)はセダンが4625×1777×1455mm、5ドアが4460×1777×1455mm、ホイールベースはいずれも2670mmとなっている。現行モデルと比較すると長さ40mm、幅37mm、高さ10mmの拡大となり、ホイールベースは25mm延長された。
一見大きくなったように見えるサイズだが、レヴォーグと比較するといずれも数値は下回る。国内での取り回しなども考慮したインプレッサらしい扱いやすいサイズは維持したまま、快適な室内空間を確保した絶妙なサイズといえそうだ。
パワーユニットは新開発の水平対向2.0L直噴自然吸気エンジンを搭載。形式こそFB20となるものの約90%の部品を刷新した上、軽量化も実施。出力と燃費の向上を両立しているそうだ。
トランスミッションはリニアトロニックCVTを改良。加速性能と燃費性能の向上を実現しているほか、全車でオートステップ変速を採用するともに、新たにマニュアルモードを7速化することで気持ちの良い加速を実現しているとのこと。さらに心地よい音を響かせることで動的質感向上にもつなげている。
先行発表された米国仕様の新型インプレッサ。新プラットフォームの採用や新開発エンジンの搭載、新デザインフィロソフィーの採用などまさにすべてが一新され、国内モデルの登場にも大きく期待がかかる。
果たして国内仕様のエンジンラインナップはどうなるのか、トランスミッションなども含めて発表を心待ちにしたい。