高級車から二輪まで12日間に4万台を売る即売場!
3月22日、一般公開に先駆けてバンコク国際モーターショーが報道陣に公開された。今年の注目は、日本でも展示されない高級ブランドや、メルセデス・ベンツEのアジア初公開。何しろお金持ちの数が多い国だから、ランボルギーニまでも出展するのが特徴。
国沢光宏レポートにもある通り、今回僕はバンコク国際モーターショーの開会セレモニーに呼ばれて、ステージに立った。世界中のメーカーがほとんど揃っているなか、ドイツ大使の横なんぞに立たされて照れくさい思いをした。わが大阪オートメッセとこのバンコク国際モ?タショーは友好関係にあり、実行委員長である僕にお呼びがかかったというわけだ。
さて、バンコクは1年中熱い日が多い東南アジアの町だが、予想通り日中は34〜35度に達する。会場は思い切り冷房が利いて肌寒いくらい。4月3日まで12日間のイベントには、およそ200万人のお客が訪れる。期間が長いとはいえ、東京モーターショーが昨年88万人だったことを思えば、ずいぶんと大人数の来場者だ。
このモーターショーは、お客さんが新しいクルマの展示を楽しむだけでなく、実際にその場で買うことができる即売会でもある。もちろんそのままクルマを持って帰るわけではないが、正式に購入交渉、契約までしてしまう。いわば、移動ディ?ラーという意味合いが大きい。これまで多いときには6万台が売れたこともあった。やや不景気といわれる昨年の実績でも、約4万台が売れたという。
ともあれ、キレイなお姉さまも健在で、開発途上を通り越し経済発展を遂げるタイの、活気あふれるモ?タショーをこんな側面から見ることもできるのだ。