日産が取り組んだ遊び心ある「とんがった」クルマづくり
1980年代後半から90年代初頭に掛けて日本は、バブル景気を迎え、当時を象徴するのが日産の「パイクカー」だ。大量生産を前提とせず、遊び心のある「とんがった」クルマづくりをしていた。
初代日産マーチをベースにデザインがクラシカルにするなど特徴的なクルマに人気となった3台を振り返りたい。
〈日産Be-1 1997年発売 新車価格:129.3から134.8万円〉
初代日産マーチをベースにしながら、旧型ミニをインスパイアしたような丸みを帯びたデザインのBe-1。色あせないレトロな雰囲気は、「気に入ったジャケットをさりげなく着こなすようにナチュラル感覚に溢れるクルマ」として1985年の東京モーターショーで発表をした。発売のカラーバリエーションは、黄色、白、赤の3色を用意し、限定1万台という設定だったが、わずか2ヶ月で完売した。

NO CAPTION
NO CAPTION
NO CAPTION
画像はこちら