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【知っ得情報】中古車と認定中古車の違いとは?

【知っ得情報】中古車と認定中古車の違いとは?

認定中古車のメリットは高品質・品質保証・メンテナンス!

 憧れのクルマが手の届く価格で買える中古車は、クルマ好きにとって魅力的な存在。しかし、安さにはそれなりの理由があるのも事実。当然失敗することも多いわけで……。しかし、最近ではメーカー独自の基準を満たした認定中古車という選択肢がある。これなら「中古車はもうこりごり!」というアナタでも、安心して乗ってもらえるはずだ!(写真はイメージです)

そもそも認定中古車ってなんなのか?

 日本では300万台を超える新車が毎年登録されているが、実は中古車のほうが登録台数は多い。新車販売が頭打ちになりつつあるなか、自動車メーカーも中古車販売に本腰を入れ始めた。その取り組みのひとつが「認定中古車」制度。自動車メーカーが定めた一定条件をクリアした、コンディション良好な中古車が「認定」されるのだ。

認定中古車3大メリット

1.高品質

 認定中古車は高品質であることがセールスポイントだ。自動車メーカーが決めた一定の基準をクリアせねばならず、年数や走行距離など条件も決まっている。その基準はメーカーにもよるが、非常に厳しい。

 こうした良質なベース車に、さらにディーラーで手厚いメンテナンスを実施して販売される。最近の例を挙げれば、標準装備化が急速に進んだ衝突被害軽減ブレーキなどのハイテク装備は専用機器で点検する必要があり、ディーラーで整備される認定中古車であれば、こうした面でも安心感がある。

2.品質保証

 新車には自動車メーカーの保証が付く。一般的にはクルマを買って3〜5年、もしくは6〜10万km以内は無償修理の対象になる。もちろん保証期間内であれば、中古車にもその保証を引き継ぐことはできるが、期限が過ぎれば当然対象外となる。

 認定中古車は販売時にメンテナンスされていることもあり、その品質はメーカーがしっかりと保証。万が一のトラブルの際にも保証修理で対応できるほか、保証期間の延長をすることができる場合もある。

 中古車の不安といえば、素性がどうなっているのかわかりづらいという点。しかも売りっぱなしの店というのもあったりするため、認定中古車の手厚い保証は安心感がとても大きい。

3.メンテナンス

 認定中古車では、買ってからのメンテナンスでも配慮していることが多い。基本的に自社整備工場がある新車ディーラーが扱っているだけに、なにかあったときも安心だ。

 さらに利用をお薦めしたいのが、定期点検やエンジンオイルなどの消耗品交換をセットにしたメンテナンスパック。新車同様、認定中古車なら利用できることも多く、購入のタイミングに合わせていろいろなプランが用意されているので安心だ。

「一般の中古車」と比べてみた

 付加価値の高い認定中古車は、一般の中古車に比べて割高なイメージがある。徹底的な点検や手厚い保証の分が上乗せされるから当然と思いきや、中古車市場を調べてみたところ、 実はそうでもなさそうだ。程度まで完全に調べたわけではなく、数字だけでの比較になるのだが、一般的な中古車店のほうが高い場合も多く見受けられた。(写真は、30系プリウスの場合)

 理由としては、認定中古車は下取り車がメインとなるため、オークションなどの流通コスト がかからないという点がまずあるだろう。また点検や保証にしても、自社で作ったモノに対して自ら作業し、付与するものだけにリスクは小さい。そもそも最近は壊れにくいので、保証していたら赤字になってしまったというのも考えにくい。

 一方の一般的な中古車店は、この逆になるわけで、仕入れなどに手間やコストが上乗せされることも多くなってしまう。

 また関係者よると「新車が売れない分、中古車で補う必要もあって、戦略的に一般的な中古車相場よりも安くすることも多い」という声も聞かれた。もちろんこのような状況は、ユー ザーにとってはいい環境が出来上がっていることになるだろう。

  

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