空力性能が左右したか
〈高速道路編〉
高速道路では車体形状や空気抵抗値がより大きな影響を燃費におよぼすと考えられた。ここでも急激な加速は控え周囲の流れに合わせて普通に走行することとした。
その結果はやはり4代目が記録した37.8km/Lが最高の値となった。これは凄い記録だ。カタログモード燃費の40.8km/Lに迫り、達成率は90%以上になる。新型4代目は空気抵抗係数Cd値が0.24と最小で記録の裏付けとなっている。
80km/h以上の速度域でも積極的にEVモードが自動選択されエンジン音を聞く機会が少ない。たとえエンジンが始動しても振動や騒音が抑えられていてモニターを注視していなければ気がつかないほどだ。
また直進安定性が高くタイヤのグリップ感もしっかりとあり、燃費に無理矢理振ったような感触は微塵もない。ハイブリッドシステムの制御だけでなく車体やサスペンション全体で達成できた燃費性能であることがよくわかった。
高速道でも健闘したのは初代だった。初代はCd値が0.30でけっして悪い数値ではないが2代目の0.26、3代目の0.25にはおよばない。だがやはり軽いことがいい方向に影響したのは間違いない。2、3代目は加速の力強さと引き換えに燃費の向上しろは少なかったといえる。
高速道車載燃費DATA(※約50km高速道路を走行。平均車速約60km/h)
・初代 ?:27.5km/L
・2代目:28.4km/L
・3代目:27.0km/L
・4代目:37.8km/L