新興メーカー続々参入のスーパーカーがスゴすぎる!
スイス・ジュネーブモーターショーで展示されていた数々のスーパーカー群。2016年も数多くのスーパーカーが出展されていた中で、取材班が、コレは凄い! と思えるような極め付きのスーパーなクルマをゲットしてきたので、まとめてお届け。
〈イタルデザインGTゼロ〉
ステーションワゴンかシューティングブーレクを連想させるようなエクステリアデザインに、ガルウィング式のドアを採用したイタルデザインGTゼロ。エンジンで走行するのではなく、ハイブリットもしくはEVモデルが選択可能だという。今回、ジュネーブショーで展示されたモデルはEVモデルで、フロントに2基、リヤに1基のモーターを装備し4輪駆動方式を採用。最高出力は、490psを発揮する。
〈ピニンファリーナH2スピード〉
レーシングカーかと思うほど大胆なボディシルエットは、ピニンファリーナによる、H2スピード。シャシーには、カーボンコンポジット素材を採用、パワーユニットは水素燃料電池を搭載しているという。モーターを2基装備し、最大出力503ps、最高速度300km/hの性能を持つ。水しか出ないという次世代環境型スーパースポーツカーだ。
〈テックルールズAT96〉
中国の新興メーカー、テックルールズは、なんと1030psという驚くほどハイスペックな「AT96」を出展。航空機用タービンエンジンとモーターを前後に2基装備するハイブリッドから1030psを捻出、最高速度も350km/h以上という性能を謳っている。
〈リマック・コンセプトS〉
東ヨーロッパのクロアチアで生産されるというリマックの電気自動車「コンセプトS」は、4基のモーターを搭載し、1384psのパワーを捻り出し、最高速度も356km/h。この「コンセプトS」は、8台のみの生産が決まっており、すでに6台は売約済みだという。価格は1億600万円だという。
〈ケーニグセグ・レゲーラ〉
スウェーデンのスーパーカー・メーカー「ケーニグセグ」のハイブリットモデル「レゲーラ」がジュネーブショーに登場。エンジンは5.0リッターV型8気筒をツインターボで武装し、最高出力は1100ps。さらに3基のモーターからは714psのエキストラパワーの助けを借りて、最高速度の400km/hまで、わずか20秒(!)で到着するという。
画像はこちら 〈パガーニ ウアイラBC〉
パガーニ ウアイラのサーキット仕様車がジュネーブショーに展示された。エンジンはメルセデスAMG製の6.0リッターV型12気筒ツインターボを搭載し、800psを発揮する。BCとは、パガーニ社の最初の顧客である故ベニー・ケイオラ氏のイニシャルを車名に採用しているという。
〈ラディカルRXCターボ500R〉
イギリスのラディカルが史上最強モデル「RXCターボ500R」。公道も走れるレーシングカーという位置づけだ。エンジンは、フォード製3.5リッターV型6気筒”エコブースト”を搭載し、710psをまでチューニングされている。こちらは21台のみの生産となり、価格は2680万円と発表されている。
(写真:真鍋裕行)