「操る喜び」も備えたホンダの新型耕耘機は女性にも優しい設計 (2/2ページ)

ホンダ汎用製品にも二輪や四輪と共通の「操る楽しさ」がある!

  

 簡単なようで難しいのは、耕耘機をまっすぐに進ませること。自分が耕した跡を振り返ってみると、初めて補助輪無しで乗れた自転車のように、大きく左右に曲がった軌跡に心が折れそうになる。それでも「遠くに視線を向けて進むことが基本です」というアドバイスに素直に従うと、ホレボレするようなまっすぐな軌跡に…。さらに、余計な力を入れず、丁寧な操作を心がけることで、畝(うね=種を蒔くために細長く直線状に盛り上げた土)をキレイに作れるなどのコツもついに習得。実は耕耘機にアタッチメントを取り付けることで畝(うね)も思いのままになるのだ。種を蒔く場所の土を細長く直線状に盛り上げていくことができる。

●耕耘機を操る楽しさを一度知ると、もう病み付きだ

?意外な発見だったのは、操る難しさと楽しさはクルマと共通するところがあり、運転好きならばこの耕耘機にハマってしまうかもしれない。とはいえ、耕耘機は畑をラクに耕すための機械。耕すための畑がなければお話にならないが、仮にこの耕耘機欲しさに畑を借りて家庭菜園を始めたとしても、それはそれで「あり」だと思うのだ。

 左から「プチな」「こまめ」「サ・ラ・ダFF550」のホンダ耕耘機シリーズ。「プチな」(左)は、小さな菜園などで簡単に扱える車軸ローター(車軸にさまざまな作業機が装着可能)式を採用した小型モデル。50ccの単気筒OHVエンジンを搭載(ローター付き:7万4520円、ローター別:6万8580円。いずれも税込)。「こまめ」(中)は、15年ぶりにモデルチェンジした車軸ローター式耕耘機のベストセラーモデル。プロユースにも応える機能性に加え、優れた操作性やメンテナンス性を合わせ持つ(9万9144〜11万6424円・税込)。「サ・ラ・ダFF550」(右)は、エンジンを低重心に配置、優れた直進安定性を実現したフロントロータリー式小型耕耘機の最上位機種。独自のロータリー構造で容易に深く耕すことことができる(22万5720円・税込)。ホンダの汎用製品は、やはり二輪や四輪とモノ造りでは一貫しており、「操る楽しさ」を提供してくれる。


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