36年の歴史と技術に支えられたホンダの歩行式小型耕耘機
ホンダ初の歩行式小型耕耘機の誕生は1980年で、じつは36年の歴史をもつ。現在の主力機種「プチな」「こまめ」「サ・ラ・ダ・FF500」のそれぞれにモデルチェンジ、また一部改良を実施(こまめは15年ぶりのフルモデルチェンジ)した。
陸・海・空、さまざまな分野の乗り物で、常に高い技術力を示すホンダだが、「こんなものまで作っているのか!」と、ちょっと意外に感じるものもある。今回、埼玉県の畑で体験会が催された耕耘機もそのひとつだ。持て余さないパワーと扱いやすさで、女性を含めたユーザーからホンダの耕耘機は長年にわたって多くの支持を得ている。そして今回、デザインを一新するとともにメインユーザーである女性が運転しても、より扱いやすく進化を遂げたという。その活躍の舞台は家庭菜園やガーデニングだ。
スタッフからレクチャーを受けたのち、耕耘機のハンドルを手渡され、さっそく畑にIN。小型とはいえ50〜160ccのパワフルなエンジンを搭載した農機具。オモチャじゃない。ギュンギュン回転しながら勢いよく地面の土を搔き上げる足下のローターに少々ビビリながら歩を進めていく。
あれこれ操作し比べてみると、パワーが控えめな軽量モデルは取り回しがラクで、逆にパワフルなエンジンを積んだ機種ほど車体は重く、グッと安定性が増すのがわかる。