日本でも「この新型シビック」なら売れる!
ホンダが面白くなってきそうだ。NSXがいよいよ走りだす年だし、F1レースへの2年目のやる気が伝わってくる。そんななか、ジュネーブ国際モーターショーで、新型シビック・ハッチバックがベールを脱いだ。お披露目されたシビック・ハッチバックの見ばえはすばらしく「これ欲しい」と思わず口にした。
新型シビック・ハッチバックはイギリスで生産される。現行のシビックはヨーロッパ専用ボディだが、今度のシビックから「新しい北米シビックと共通のプラットフォーム」で作られる。これからのイギリス製シビック・ハッチバックはグローバルに展開するという。ここが微妙で、日本へはどうなるんだろうか?
8年前になるが、個人的に欧州シビック・ハッチバックのディーゼル仕様が気に入り、日本で売られていないことから、わざわざイギリスから逆輸入したことがある。旧型モデルになった3年ほど前まで乗っていたが、どこに行っても人気者で「このシビックは新型ですか? えっ、軽油を入れるんですか?」と珍しがられたことを思い出す。
今度のシビックは来年、2017年初めに発売すると発表された。ぜひ、日本でも、というラブコールを込めてジュネーブショーの写真を見てほしい。新型のパワーユニットは魅力的だ。新開発の1リッター・ターボ、1.5リッター・ターボ、それに改良型の1.6リッター・ディーゼルが搭載される。ロングホイールべースで低くワイドなボディ。フロント・オーバーハングは短く、大型のエアインテークは極めてスポーティだ。
このボディをベースにしたシビック・タイプRも計画され、極めて気になる。例の750台限定欧州シビック・タイプRを買えなかったタイプRファンには、「次のタイプRはGT性能の高い質の高いスポーティモデルになる」という噂だから、この写真を見ながら想像たくましくしよう。