【試乗】イタフラ好きの新型ルーテシア偏愛インプレッション (1/2ページ)

嶋田智之が「おっ!」と唸る目に見えない嬉しいチェンジ!

 ルノー・ルーテシアの主力モデルであるインテンスとゼン1.2Lにマイナーチェンジが施された。2013年に発売されたときからこの手のクルマとしての出来映えとまとまりの良さに好印象を持っていたこともあって、どこか改善を必要とはしてないように感じていたところもあったけど、なるほど、ここをツメてきたか、とちょっとばかり唸らされた。WEB CARTOP

 エクステリアには変化はない。デザインのテーマが“恋に落ちる”だと聞かされてすんなりと納得させられた、フランス流の官能を匂わせた絶妙な抑揚のあるスタイリングはそのまま。3年前にパリの街角で初めて見たときから古ぼけたような印象もない。

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 インテリアには、ちょっと変化があった。シンプルな装いのゼン1.2Lはそのままだが、今回の試乗車でもあるインテンスは、サポート部がボディと同色のアクセントカラーに彩られたデザインに変更されて、ダッシュボードやドアのインナーパネルとコーディネートされている。WEB CARTOP華やいだ雰囲気で、気分がちょっと明るくなる。また室内のパネル類の素材が変更されていて、質感が高くなった感じだ。同じくインテンスでは、ステアリングがGTと同じオールレザーのものに変わっている。WEB CARTOP

 ここで終わると“ちょっとお洒落になったわけね”というお話。これまでのルーテシアにも全く不満は感じてなかったし、今回も比較のために従来型で同じところ同じように走ってみたけれど、爽快に加速し、新型が他に手が入っていなかったとしても何ら問題なし、と思わされたものだった。ところが、“ここをツメてきたか”だったのだ。


嶋田智之 SHIMADA TOMOYUKI

2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
2001年式アルファロメオ166/1970年式フィアット500L
趣味
クルマで走ること、本を読むこと
好きな有名人
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