実用性に優れたマクラーレン570GTがジュネーブショーで初公開

グランドツーリング用に仕立てたマクラーレンのGTモデル登場！

　世界5大モーターショー（日本・ドイツ・アメリカ・スイス・フランス）のひとつに数えられているのが、毎春、スイスで行われるジュネーブ国際モーターショーだ。そこにイギリスの自動車メーカー「マクラーレン」がラグジュアリーに仕立てたマクラーレン570GTを初公開する。価格は、2752万7000円となっている。

　マクラーレン570GTは、日常の使用に対応が出来るミッドシップ、２シーターだ。歴代のマクラーレンと比べてルーフのガラスハッチ(横開き！）がリヤにまで伸びているため、ミドシップ２シーターとは思えないほどルーミーで開放感がある。

　GT（グランドツーリング）の名を冠しているように２シータースポーツカーとしては実用性に優れており、長距離や週末の旅行を想定したユーティリティデザインとなっている。また8方向に調整が可能なシートの他、シート後方の荷室には220リットル分（3ドアのBMWミニと、ほぼ同じ）、フロントの130リットル分などツーリングに出かけるためのカーゴスペースが確保されている。

　ミドシップにマウントされるマクラーレン独自の3.8リッターV型8気筒ツインターボエンジンは570psを発揮。これに組み合わされるのは7速SSGトランスミッションとなり、最高時速は328km/h、0-100km/hまで3.4秒という数値を引き出している。

新しくデザインされた15本スポークのホイールには、ロングツーリングなどを想定してロードノイズの低い570GT専用のピレリ製タイヤが組み合わされている（パフォーマンス重視のP Zero™ Corsaタイヤもオプション設定）。ブレーキも570Sのカーボンセラミックからコンベンショナルなスチール製へと変えられており、やはり実用性重視のパーツセレクトとなっている。