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アウディの中核をなすA4の新型モデルの日本仕様を速攻試乗! (2/2ページ)

アウディの中核をなすA4の新型モデルの日本仕様を速攻試乗!

全車速対応のアダプティブクルコンも渋滞時に便利

 その走りはライバルと比べてもかなりスポーティな味付けがなされていた。仕上がりは日本車は真っ青ともいえる高い完成度。その走りを国沢光宏がじっくり試した!

 実車を見ると、メルセデス・ベンツCクラスやBMW3シリーズに代表される同じクラスのライバルよりひとまわり大きく見える。実際、長さで45〜70mm。車幅も30〜40mmワイド。当然のごとくキャビンスペースだって広く、ひとまわり上のクラスに限りなく近くなった。Cクラスや3シリーズだと狭いリヤシートも十分実用的。

 まず190ps/320NmのFFから試す。Dレンジをセレクトしてアクセル踏むと、予想していたより軽快。ライバル車よりエンジン出力が勝っているだけでなく、エンジン特性をスポーティな方向に振っているんだと思う。もちろんジェントルにアクセル踏めば穏やかに走り出すのだけれど、標準的な走り方だとパワーを感じさせる。

 この味、新しいA4の共通イメージになっている感じ。考えてみれば今やアウトバーンの追い越し車線の主役はアウディ。BMWやベンツ以上に元気いいドライバー多い。ユーザーの希望なんだと思う。アクセル全開で加速すると、シフトアップ時に「ボッ!」という吸気系のいい音を響かせる。変速のタイムラグないツインクラッチもシャープ。

 ちなみに新型A4は427万円がスターティングプライスとなっているCクラスや3シリーズより高い。ただA4と同等のエンジンパワーと装備内容のグレードで比べれば、むしろリールナブル。Cクラスも3シリーズも、427万円に釣られて商談すると、結果的に500万円オーバーのグレードを選ぶことになってしまう。

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