京商のビンテージラジコンは最新のポテンシャルを発揮
よくクルマ好きが「昔のクルマをそのまま復刻すればいいのに」と妄想を膨らませるが、時代によって変化する法規や安全基準などから、かつての名車をそのまま市販車として復活させることは、ほとんど不可能。たとえば、低いボンネットやスチール製バンパーは歩行者保護の観点から復活させることは難しい。かつての名前とイメージを受け継ぐルックスを与えたヘリテージモデルとして企画するのが精一杯というのが現実だ。
しかし、安全や法規が関係しない世界だったらどうであろう。最新のテクノロジーや素材、などを与えることで、よりパフォーマンスアップした名車を復刻することができそうだ。そうしたノスタルジックな夢を実現できるのがRC(ラジオコントロール)カーなのである。
RCカーの老舗、京商が展開している『ビンテージ』シリーズは、1980年代に人気を集めた1/10スケールのRCカーを復刻させたもので、すでに「スコーピオン」、「ビートル」、「トマホーク」といったオフロードレーサーが現代の技術で蘇っている。
前後輪をつなぐ駆動システムは、昔を懐かしむことのできるチェーン方式と、オプティマのオプションとして採用され、現代までブラッシュアップを続けるベルト方式から選択可能。
ビンテージを新鮮と感じる世代はもちろん、その懐かしさからRCカー趣味を復活させてしまうオールドファンも少なくないと感じさせる京商「オプティマ」。メーカー希望小売価格は4万2000円(消費税別)となっている。
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