ホンダが2016年の国内モータースポーツ活動計画を発表 (1/2ページ)

  

ホンダはGT500のNSX-GTコンセプトはハイブリッドシステムを廃止

 2月12日、ホンダの青山本社一階に国内のトップライダー、トップドライバーが集結した。普段はホンダの二輪・四輪が飾られているウエルカムプラザ青山をクローズドして、ホンダの国内モータースポーツ活動計画が発表されたのだ。12722194_1119838711382972_493563195_o

 四輪モータースポーツの海外活動では、引き続きマクラーレンとのジョイントによるF1パワーユニットを提供、WTCC(世界ツーリングカー選手権)には1.6リッター直噴ターボを搭載したシビックで参戦。今季は3名ドライバー体制となるという。また、アメリカ・インディカー・シリーズでは佐藤琢磨選手を擁するAJフォイトレーシングなどに2.2Lターボエンジンを供給する。また、ドライバー育成としてはGP2シリーズに松下信治選手を、GP3シリーズに福住仁嶺選手を送り込む。この2名の若手育成プログラムはマクラーレン・レーシングとのジョイントによるプロジェクトということだ。

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 さて、四輪の国内モータースポーツについてはスーパーGTとスーパーフォーミュラが二本柱。GTについては「NSX CONCEPT-GT」3年目となる今季、ついにハイブリッドシステムを降ろし、2.0L4気筒直噴ターボのパワートレインになるというのが注目点。その理由について、GTプロジェクトリーダーの松本雅彦氏は「バッテリーのサプライヤーから供給が止まってしまい、自社開発も考えたが時間的な制約もあり、ハイブリッド非搭載を決定した」と語った。ハイブリッドスーパースポーツとしてNSXが市販間近というタイミングでの非ハイブリッド化は少々残念ではあるが、70kgといわれていたハイブリッドシステムを降ろしシンプルなパワートレインとなることで、レースでのパフォーマンスアップが期待される。なお、チーム体制は昨年と同じ5チーム5台体制となっている。

チーム名No.ドライバー年齢出身地2015年の戦績
オートバックス・レーシング・チーム・アグリ
(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)
8松浦 孝亮
(Kosuke Matsuura)
36愛知県GT500
14位
野尻 智紀
(Tomoki Nojiri)
26茨城県
ドラゴ・モデューロ・ホンダ レーシング
(Drago Modulo Honda Racing)
15武藤 英紀
(Hideki Mutoh)
33東京都GT500
8位
オリバー・ターベイ
(Oliver Turvey)
28英国GT500
12位
ケーヒン・リアル・レーシング
(KEIHIN REAL RACING)
17塚越 広大
(Koudai Tsukakoshi)
29栃木県GT500
8位
小暮 卓史
(Takashi Kogure)
35群馬県GT500
12位
エプソン・ナカジマ・レーシング
(Epson Nakajima Racing)
64中嶋 大祐
(Daisuke Nakajima)
27愛知県GT500
15位
ベルトラン・バゲット
(Bertrand Baguette)
29ベルギー
チーム・クニミツ
(TEAM KUNIMITSU)
100山本 尚貴
(Naoki Yamamoto)
27栃木県GT500
3位
伊沢 拓也
(Takuya Izawa)
31東京都

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