電飾と極彩画で描かれたトラック乗りの憧れ「一番星号」復活!
トラック乗りにとって永遠のヒーローである「一番星号」が、大阪オートメッセ・トラック魂(スピリッツ)ブースにその姿を現した。11トンの満艦飾トラックのワッパを握るのは「一番星」こと星桃次郎の相棒として活躍した伝説の一台が完全復活だ。
大阪オートメッセの4号館・トラック魂(スピリッツ)のブースに来たら、おそらく誰もがおとこのぉ~たびはぁ~、ひとりぃたびぃ~♪と、口ずさんでしまうことだろう。そう、あの「トラック野郎」で活躍した一番星号が完全復活を遂げたのだ。
「トラック野郎」といえば、菅原文太と愛川欽也のコンビによる痛快「デコトラ」アクションシリーズとして、1975年から1979年にかけて製作及び配給された昭和の名作映画である。この映画が、満艦飾のデコレーショントラック=デコトラが巷に溢れるきっかけとなったのは言うまでもない。
煌びやかな電飾やトラックの荷台に描かれた芸術的な絵は当時はもちろん、今見ても相当にインパクトがある。まさに、カスタムの源流を見たような気になるといっても過言ではないだろう。
なぜ、一番星号が復活したのか。その経緯はオートメッセウェブを見ていただきたい。一度は朽ち果てていた個体をこの状態にまでレストアした情熱には、カスタムフリークならずとも感涙モノといえるだろう。
天下御免のトラック野郎とともに銀幕を駆け抜けた伝説の一台。これを見ずして、大阪オートメッセに行ってきた、とは言えないはずだ。
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