スロットカーで本気でバトルを繰り広げる!
2月6日土曜日、北新横浜駅にほど近い、知る人ぞ知るバンプロ。スロットカーの総本山ともいえるあの「BANPRO」である。そこで、スロットカー大会が行なわれた。行なわれただけなら驚かないが、参加者が、ビックリしないわけにはいかない顔ぶれだったのである。予選順位を見ると、3位の片桐昌夫、4位の寺田陽次郎、5位に津々見友彦、6位に戸谷千代三、7位柳田春人、8位高橋晴邦、9位鮒子田寛、10位関谷正徳、11位多賀弘明、12位脇阪寿一である。日本モーターレーシングの歴史を作ってきたそうそうたるドライバーの面々は、全部ホンモノである!!
通常、スロットカーは、ホンモノのレースができない子供や大人が、憧れてやるものがだが、年に一度、そのホンモノに参加していたドライバーが集まって、スロットカーレースに講じるのだった。題して、「レジェンドドライバー・スロットカーレース大会」である。
ホンモノが、スケールモデルを真剣なまなざしで走らせる。基本が非日常空間であるサーキットが、さらに一段非日常になって、年に一度、北新横浜に展開した、ということだ。主催者たちのノリも、参加者のノリも、モーターレーシングの核心をついた馬鹿馬鹿しくも素晴しい空間を産むのである。
来年も、2月頃に第10回が行なわれる予定。いまからスケジュールを空けておいて、見物することを強くオススメする。お勧めする理由は、スロットカーが、実は本当のレースに大いに役立つからだ。その理由について、次回にお伝えしたい。
(写真:山口正己)
2016『Gold Star Drivers Slot Car Race』の様子は、BANPROホームページのこちらから。