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昭和のニオイがする5台をピックアップ![お台場ニューイヤーミーティング]

昭和のニオイがする5台をピックアップ![お台場ニューイヤーミーティング]

懐かしいあのクルマ達との感動をもう一度!

「昭和の懐かしいクルマ」と聞いて反応した方は、おそらく30代後半以上の方々ではないだろうか。
まずは国民車となるべく登場したスバル360、そしてトヨタパブリカなど、高度成長とともに出現。さらに1966年にはマイカー元年と呼ばれる「サニー」と「カローラ」の2車種が登場したことにより、多くの国民がクルマを持てるようになった。1969年には、360ccの軽自動車が華々しいデビューを飾った。1970年代後半からは石油ショックや排気ガスを取り巻く大気汚染などから環境を重視したクルマが登場する時代へと突入した。

 それから40年あまりを経て、2016年1月31日に東京・お台場で行われたJCCAのニューイヤーミーティングで見かけた懐かしい昭和のニオイのする5台をWEB CARTOP若手編集部員が勝手にピックアップしたのでお届けしたい。

〈トヨタ・カローラ〉

「いつかはマイカー」と言われていた時代が、ついに来たのだ。初代トヨタ・カローラの当時の価格は52万5000円という設定だった。今の勝ちで言うなら、ウソのようなガキ安価格設定だが、これは当時の大卒初任給が2万4890円、はがき7円、かけそばが60円という時代での52万円である。カラーテレビも普及し始めた昭和41年、1966年は日本についに自家用車の革命が起きつつあり、「隣のクルマが小さく見えま〜す」(カローラのTVCMで、1100ccのカローラが1000ccのサニーを揶揄するキャッチコピーとして使われた)という高度成長期まっただ中の頃の話である。

〈トヨタ・セリカ1600GT〉

 1966年にマイカー時代を迎えた日本は、わずか数年で手ごろな価格(とは言っても、当時では高い)で高性能なスポーティカーを入手することが出来る時代へと突入した。その代表的なクルマが「スペシャルティーカー」として登場した初代トヨタ・セリカ(TA22)だ。「未来の国からやってきた」というキャッチコピーに心を惹かれてカタログをもらいに行った先輩方も多いのではないだろうか。確かに当時としては、コンセプトカーがそのまま街の中に出てきてしまったような斬新さがあったと思えるスタイリングが肝です。

〈スバルR2&スバル360〉

 限られたサイズで広い室内を実現するために、エンジンをリヤに積んで人間が乗るスペースを最大限に広くした設計から後輪駆動にしたスバルの360cc軽自動車。丸みを帯びた愛くるしいデザインに目が惹かれる若者も多い。小学生の頃に、青い排気煙と2サイクルオイルのニオイで青春を思い出す人も居るかもしれない。確かにトラクションもありスペースも存外だったろうが、それゆえ横風に弱かったというのは上司の話である(本当かよ?)。

〈ロータス・ヨーロッパ〉

 1975年から週刊少年ジャンプの漫画「サーキットの狼」がスーパーカーブームのきっかけとなり一気に有名になったのが、ロータス・ヨーロッパである。車高の高さは1m7cmと、小学一年生とほぼ同じくらいの全高だ。小排気量ながらエンジンをミドシップに縦置きにした小型軽量のコーナーリングマシンは、それまでのスーパーカーの定義を覆すほどで「このマシンこそ昭和の象徴!」という先輩方も少なくないと思われる。

〈日産ホーミー〉

 昭和のクルマは、何もエポックメイキングなクルマばかりではない。ごく日常に密着したこんなクルマたちも、気が付けば立派な昭和のニオイがプンプンするクルマと成長しているような気がする。
日産キャラバンの兄弟車で、「ホーミー」と名付けられたモデルがある。キャラバンが商用車ならば、ホーミーは乗用モデルという位置づけで装備や内装など乗用車感覚をかなり意識し、その雰囲気や装備をより強めている。室内も着座位置を低めに設定するなどした他、全席フルフラットシート化や3人掛けフロントシートを採用し、市場ニーズを研究してモデル化しているような印象を持つ。

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