スズキ製の660cc軽エンジンながらパワーは自主規制越えの80ps!
イギリスの名車ケータハムにスズキ製660cc3気筒ターボエンジンを搭載したケータハム・セブン160。オープン2シーターに、フロントエンジン、リヤ駆動でトランスミッションからリヤアスクルまでスズキの軽トラックのエブリイから流用している。車重は、わずか490kgという驚異の軽量車重となったセブン160の気になるタイムと運動性能はいったい…!?
低いドライビングポジションは手を伸ばせば、地面に触れられるほどだ。ドアもなければ天井もない(脱着式)狭いコクピットには、潜り込むように乗り込む。パワーアシストがなく、ハンドルも小さいためステアリングの操舵力は重い。しかし、ゼロ発進でレーシングスタートを試してみると後輪がホイールスピンを発し、鋭くダッシュをみせる。
ブレーキにはABSが付いておらず、ブレーキロックに細心の注意を払わなければならない。また、タイヤのグリップが低いのでウォームアップも慎重に行った。だが、タイヤに熱が入り内圧が高まってくると、高速コーナーでバランスの良いドリフト姿勢を保てるようになり、本来の乗り味を楽しめるようになっている。ラップタイムは46秒451と、トップ2台に迫りつつも残念ながらベストは得られなかった。
車種名 | ケータハム・セブン160 |
全長×全幅×全高(mm)
|
3100×1470×1470 |
ホイールベース(mm)
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2225 |
車両重量(kg)
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490 |
エンジン種類 | 直列3気筒DOHCターボ |
総排気量(cc)
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658 |
最高出力 kW<PS>/rpm
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58.8<90>/7000 |
最大トルク Nm<kg・m>/rpm
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107<10.9>/3400 |
トランスミッション | 5速MT |
JC08モード燃費(km/L)
|
– |
駆動方式
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FR |
価格(消費税込み) | \4.580.000 |
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