重さを克服した走りだが他車の進化が早いことを再認識!
ダイハツの軽オープンスポーツカー「コペン」の最大の特徴は、さまざまなボディデザインバリエーションを展開し「着せ替え」を可能としていることだ。初代コペンのイメージを引き継ぐ「セロ」は、アクティブ・トップルーフを採用し実用性を上げ、丸みを帯びたカワイイデザインとなっている。カワイイだけでは、性能がわからないので筑波サーキットに持ち込んで、他の軽スポーツ同様に全開チェックをしてきた。
スポーツカーらしい低い着着座姿勢は好印象。オープンルーフながら可動式のハードトップを備えるため重量が重く重心も高めとなっている。加速では2から3速のギア比が離れているため、筑波コース1000で多用する2〜3速の変速区間で若干車速の伸びに不足感をおぼえた。また、フロントドライブなためターンインではレスポンスが悪く、加速旋回シーンではフロント内側が空転してしまっていた。
好感がもてたのはブレーキング時の車体フロアの剛性が高いこと。ただ、直線走行時には車体のバイブレーションが若干気になってしまった。デビュー当時には相当高く感じたボディ剛性も、他の軽スポーツカーと比べると弱く感じさせられた。このクラスの進化が日進月歩で、いかに早いかを再認識させられた。
車種名 | コペン・セロ |
全長×全幅×全高(mm)
|
3395×1475×1280 |
ホイールベース(mm)
|
2230 |
車両重量(kg)
|
850 |
エンジン種類 | 直列3気筒DOHCターボ |
総排気量(cc)
|
659 |
最高出力 kW<PS>/rpm
|
47<64>/6400 |
最大トルク Nm<kg・m>/rpm
|
92<9.4>/3200 |
トランスミッション | 5速MT |
JC08モード燃費(km/L)
|
18.7 |
駆動方式
|
FF |
価格(消費税込み) | \1.873.000 |
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