キーワードは「史上最強のGTI」
そんな中、新たな刺客が東京オートサロン2016の会場に表れた!
Cセグメントのホットハッチの「雄」とも言うべき存在のVWゴルフGTIに、パフォーマンスを更に引き上げたスーパーGTI、「GTIクラブスポーツ」がお披露目され、年央に限定導入すると発表されたのである。
このモデルは1976年に初代ゴルフGTIの生産開始から40周年を記念したモデルで、昨年の5月、オーストリアで開催された「ヴェルターゼGTIミーティング」でコンセプトカーを初公開、9月のフランクフルトショーで正式発表されており、まさに「史上最強のGTI」と呼ぶにふさわしいモデルである。
エンジンは2リッターターボとGTIから変更はないものの、専用チューニングが施され、出力は220→265psと大きく引き上げられている。更にオーバーブースト機構も用意されており、10秒間ながらゴルフRを超える290psを発揮できる。フットワーク系に関しては正式なアナウンスはないが、19インチホイールの採用や専用サスペンションの採用など、高出力に対応するセットアップが施されているのは間違いない。駆動方式はFFのままだが、リリースには「高いコーナリングスピードを実現させるハンドリング」と記載されている。
エクステリアもフロント/リア/サイドと専用デザインのエアロパーツを装着。ドレスアップ要素はもちろん、レースカー並みにダウンフォースを発生させ、操縦安定性にも寄与する機能部品となっている。インテリアは専用スポーツシート/ステアリングなどを採用、スポーツ走行を確実にサポートしてくれる専用設計だ。
スペックを見る限りでは、兄貴分となる四駆採用のゴルフRを超えるのはもちろん、ニュルで7分58秒44を記録したセアトレオンクープラ280パフォーマンスパッケージに近い、いやそれ以上のパフォーマンスを備えているかもしれない。
実は日本で再燃しつつあるFFの2リッターターボモデルによる「スーパーハッチバトル」。一体どのモデルが最速の称号を得るのだろうか? 近々CARTOPの筑波サーキットテストで明らかになるはず。乞うご期待!!
フォルクスワーゲン公式ホームページ
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