AGSと重心の高さがサーキットの本気走行では……
2014年に新型となったアルトに「ターボRS」が追加され、一時期「ワークス復活か」と騒がれた、アルトターボRS。ワークスが復活するまでは、最強モデルだったアルトターボRSは自慢のAGS(オートギアシフト)のみの設定だ。はたして、筑波コース1000で、どのような結果出るのかチェックしてきた。
ターボエンジンのおかげで、トルクピックアップがよく、軽快なエンジン回転数の吹け上がりに関心をする。AGSはDレンジのままで周回をしてみると、ダウンシフトのタイミングがサーキットに向いておらず、パドルによるマニュアル走行に切り替えて走行した。シフトレバーでの変速は片手運転になってしまい、パドル装備の意義に反してしまう。パドルはステアリングコラム固定式の方が乗用車には適していると言えそうだ。
気になったのは、縦横G領域での不安定な挙動特性だ。コーナーによってはセーブして走行をしなければならず、タイムは48秒393秒と期待していたほどではなかった点が悔やまれる結果となった。
車種名 | アルトワークス |
全長×全幅×全高(mm)
|
3395×1475×1500 |
ホイールベース(mm)
|
2460 |
車両重量(kg)
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670 |
エンジン種類 | 直列3気筒DOHCターボ |
総排気量(cc)
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658 |
最高出力 kW<PS>/rpm
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47<64>/6000 |
最大トルク Nm<kg・m>/rpm
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98<10.0>/3000 |
トランスミッション | 5速MT |
JC08モード燃費(km/L)
|
23.6 |
駆動方式
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FF |
価格(消費税込み) | \1.293.840 |
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