生まれ変わったユニークな学校に行ってみよう!
日本全国のアチコチで小学校や中学校が廃校になっている。出身者にとっては、懐かしい少年少女時代の思い出が壊されるようで悲しい事象だ。2015年12月11日に、千葉県に誕生したユニークな道の駅「保田(ほた)小学校」は、廃校になった小学校を改築して都市交流施設として生まれ変わったものだ。館山道鋸南(きょなん)保田インターを出て1分ほどのところにある。
千葉県鋸南町にできた道の駅の名は、そのままずばり「道の駅・保田小学校」という。創立126年にもなったという歴史ある小学校だが、その建物を活用する、という試みは極めて面白い。教室は「食堂」や「カフェ」や「工芸品」などの各売店に転用され、体育館はマルシェきょなん楽市として房総の名産市場に生まれ代わった。
2階の教室は、昔の教室の面影を残す工夫をしながら楽しいテーマで学びのお宿にもなっている。里山と隣合わせで自然とのふれあいも工夫している。
房総は全国でも一番早く春が来るエリアで、すでに水仙の花が満開で「水仙祭り」(2月7日まで)も行なわれている。間もなく早咲きの「頼朝桜(河津桜)」も咲くころ。2月20日〜3月13日までは桜祭りが開催される。お魚好きには、地元の魚が安く食べられる「ばんや」も人気スポットだ。
全国の廃校利用には大きなヒントとなる道の駅なのだ。
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