初代スイフト譲りの性能で人気間違いなし!
スズキのコンパクトカー「イグニス」。車名の由来は、『点火』を意味する“IGNITION”からの造語とのことですが、クルマ好きのかたなら、この車名に聞き覚えがあるかもしれません。現在ハッチバックスタイルと違って、車高の高いクロスオーバー風スタイルを持っていた初代スイフトの欧州試乗での車名、それが「イグニス」でした。
そして今回の新型イグニス。何でも雪国のユーザーから「初代スイフトみたいに車高の高いクルマが欲しい!」というリクエストが多く、それに応える意味もあって作られたそうです。初代スイフト(=欧州名・イグニス)と同じコンパクトクロスオーバーということで、イグニスという名前は伊達じゃないわけです。
対障害角度を見てみると、アプローチアングル、デパーチャーアングルともにハスラーには及びませんが、クロスオーバーSUVのエスクードよりは上。また最低地上高は同じ180mmということで、冬は道路に轍(わだち)ができてしまう雪国の人でも安心といったところ。イグニス、ハスラー、ジムニー、エスクードの対障害角度比較。意外にも(!?)アプローチアングルやデパーチャーアングルはエスクードより上!
ちなみに4WDシステムは、通常は前輪よりに駆動を配分、雪道など滑りやすい路面を走るときに後輪への駆動力を高める「ビスカスカップリング式」です。当然、ジムニーなど本格的なクロカン4WDには敵いませんが、滑りやすい路面での発進時に駆動やブレーキを制御する「グリップコントロール」、急な下り坂を走るときに車速を約7km/hにコントロールしてくれるヒルディセントコントロールなど、雪道やラフロード走行をアシストする機能が4WD全車に備えられています。運転席/助手席シートヒーター(4WD車のみ)、リヤヒーターダクトも嬉しい装備ですね。4WD車のヒルディセントコントロール、グリップコントロールはインパネのスイッチでON/OFFを切り替えられる。
ユーザーからのリクエストに応えたと言えば、発売から2年経った今でも人気の軽クロスオーバー「ハスラー」。こちらもクロスオーバースタイルで人気だった「Kei」の復活を望む声が元となって開発がスタートしたものでした。果たしてイグニスも、ハスラーと同じように大ヒットとなるでしょうか!?
人気の軽クロスオーバー「ハスラー」は、「Kei」に乗っていたユーザーからの要望を聞いた鈴木修会長からの指示で、開発がスタートし、発売。大人気となった。
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