トヨタのノウハウでスポーツチューニングした新感覚ミニバン
トヨタは『VOXY G’s Concept』ならびに『NOAH G’s Concept』を出展。TOYOTA GAZOO Racingのスポーツチューニングを施すことで走りの楽しさをアップさせ、ミニバンの価値感を変える進化を遂げた期待のカスタムモデルだ。
アクアやプリウスαをはじめとした車種に設定されている、TOYOTA GAZOO Racingのスポーツチューニング仕様『G’s』。今回登場したのは、“新スポーティミニバンの提案”をキーワードに開発されたノア&ヴォクシーの新たなG’sコンセプトカーだ。
これまでにもノア&ヴォクシーにG’s仕様が用意されたことはあったが、新しいモデルでは『走りの楽しさ』と『操る喜び』がさらに高いレベルで追求されている。ボディ剛性を強化したり、スポーツサスペンションを採用したりすることで、ミニバンであることを意識させない爽快な運転感覚を実現。しかし走りの楽しさだけに情熱を傾けているわけではなく、乗り心地のよさをしっかりとバランスさせている点も魅力といえるだろう。
エクステリアはフロント、サイド、リヤにスポーティかつ個性的なエアロパーツを装着。とくにフロントまわりは、エッジを効かせた造形や効果的に配したLEDと相まって押し出し感が強調されている。両車ともそれぞれのキャラクターを活かしたカスタマイズを施すことで、ひと目でそれと分かる独特な雰囲気を演出。プレミアム感も漂い、ユーザーの所有する満足感を高めてくれるはずだ。また、インテリアはクルマを操る喜びを高揚させるスタイリッシュなデザインにまとめられている。コンセプトとして掲げられているスポーティミニバンに相応しいルックスといえるだろう。
過去のモデルに比べればノーマル車でもスポーティな雰囲気が漂い、見るからにファミリーカーといった印象はなくなりつつあるノア&ヴォクシー。ミニバンクラスのなかでも上位を堅持し続けているだけに、G’sが実際に発売されることになればたちまち人気を集めるに違いない。
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