ホンダが2190万円のバイクを発売! そのお値段の理由は? (2/3ページ)

 ホンダは、マシンはライダーが操るものであり、“扱いやすさ”を“勝つために必要な手段”と位置付け、“世界一速く走るマシン”とは、“世界一操りやすいマシン”であるという思想を1959年に初めて“マン島T.T.レース”参戦以来持ち続けている。

RC213V-S

 この思想に基づいて開発されたのが、2013年・2014年のMotoGPで2連覇を達成した競技専用マシン「RC213V」。このマシンの一部仕様を変更し、一般公道での走行を可能としたのが「RC213V‐S」。ホンダは、従来のレース参戦で得た技術の市販車への還元ではなく、MotoGPに参戦するために開発したマシンを一般公道で走行させるという新たな試みをしている。

「RC213V‐S」は、RC213Vの徹底したマス集中化とフリクション低減、構成部品の軽量化と加工精度、製作時の高い技能を全て踏襲。さらにRC213Vが採用する制御技術も搭載している。RC213Vを一般公道仕様として必要最低限の変更と追加を施しただけのバイクだ。

RC213Vからの主な変更・追加点はわずかコレだけ
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