高速道路の普通車24.6円/kmに対して圏央道は29.52円/km
平成28年度中に、「境古河~つくば中央」間の29kmが開通する予定になっている圏央道。
ここがつながれば、東関東自動車道の大栄JCTから、常磐道、東北道、関越道、中央道、東名高速まで、首都圏をぐるっと半周できるルートができて、渋滞解消が期待できるのだが、実際に利用して精算(ETCの利用金額)してみると、思ったより通行料が高いことも……。
なぜそんなことになるかというと、圏央道のほとんどがいわゆる高速道路ではなく、一般国道の自動車専用道路=一般有料道路だから。
高速道路の場合、普通車の普通区間は24.6円/km(消費税抜)だが、圏央道はそれより2割も高い、29.52円/km。
これはちょうど高速道路の大都市近郊区間と同じ料金設定だが、圏央道の場合、長距離逓減制(100kmを超える長距離利用の料率引き下げ)の対象外となっている。